今回は、「Laravelアプリをカレントディレクトリ(現在いるディレクトリ)配下にインストールする方法」を解説します。
例えば、appというアプリ名でLaravelをインストールしたいけど、すでにappというディレクトリは作られているため、Laravelのファイル群だけをappの下にインストールしたい場合です。
![空のディレクトリは既に存在している](https://www.engilaboo.com/wp-content/uploads/2020/09/exist.jpg)
通常、Composerを使ってLaravelをインストールする場合は以下のコマンドを打ちます。
composer create-project --prefer-dist laravel/laravel app "6.*"
参考:インストール
これでappディレクトリが作成され、その下にLaravelのファイル群が生成されます。
しかし、今回の場合はすでにappディレクトリは存在しているため、このままこのコマンドを打ってしまうと、以下のようにappの下にさらにappディレクトリが生成されてしまいます。
![appの下にappが生成されてしまう](https://www.engilaboo.com/wp-content/uploads/2020/09/app.png)
では、どうすればいいのでしょうか。
答えとしては、以下のコマンドを打つことで現在のapp配下にLaravelのファイル群だけを生成させることができます。
composer create-project --prefer-dist laravel/laravel . "6.*"
ディレクトリ名を表すappの部分を、カレントディレクトリを表す「.」に変えました。
実際に試してみましょう。
![Laravelをカレントディレクトリ配下にインストールする](https://www.engilaboo.com/wp-content/uploads/2020/09/install.png)
app配下にLaravelのファイル群を生成することができました!
![appの下にLaravelのファイル群を生成できた](https://www.engilaboo.com/wp-content/uploads/2020/09/laravelapp.png)
今回は以上となります。
この記事が少しでもあなたの疑問解決に役立っていたら幸いです。